いわさきちひろ美術館へ
2016年 09月 28日
いわさきちひろ美術館へ行ってきました。
久しぶりに乗った西武新宿線。
上井草駅のベンチは昔から木製。
壁?何でまたこの色なんだろう…がっくり。
幼稚園の頃、毎月届いた「あいうえおブック」
その中で一番好きな絵はちひろさんの絵でした。
それがちひろさんの絵だと分かったのは中学生
になった頃。
当時の美術館はちひろさんのお家の
庭に作ったような小さくでもとても優しい
美術館でした。確か靴を脱いで入った気が
します。子供の頃に見た絵。初めての絵。
展示替えの度に1人で行きました。
ここはひとりで行く場所だったから。
美術館には自由に書けるノートがあって
必ず何かしら書いていました。
高校に合格した時は美術館で欲しかった
画集を買ってもらったっけ。
まだ持っていますよ。
嬉しいことも悩んでいることも
ちひろさんの絵に報告に行っていたように
思います。
今回の展示は「kawaii ちひろ展」
ちひろさんは「かわいいものが好き」だった
そうです。もうそれはそうでしょう(^。^)
わたしも好きです。
かわいい子ども、赤ちゃん、動物、お花。
展示室にちひろさんが使っていたソファーが
置いてありました。壁にはそのソファーに座る
ちひろさんのお写真が貼ってありました。
わたしも同じ所に座らせて頂いて
「青い鳥」の絵本を読みました。
知っていたお話とは違っていたけど…
こんなに深い話だったとは。
涙腺崩壊しているのわたしは危ういところ
でしたT_T
中学生の頃に好きだった絵のポストカードと
ちひろさんの言葉を自分に置き換えて
T_Tのポストカードを購入して久しぶりの
心の洗濯終了。
「この全く勇ましくも雄々しくもない私の
もって生まれた仕事は絵を描くことなのだ。
たくましい、人をふるいたたせるような
油絵ではなくて、ささやかな絵本の絵描き
なのである。
そのやさしい絵本を見たこどもが、大きく
なっても忘れずに心のどこかにとどめて
おいてくれて、何か人生のかなしいときや
絶望的になったときにその絵本のやさしい
世界をちょっとでも思い出して心をなごませ
てくれたらと思う。
それが私のいろんな方々へのお礼であり、
生きがいだと思っている。」
いわさきちひろ